シンガポール旅行 ① 金魚の糞の旅


ベトナム旅行から帰って来て、わずか数日後。
今度はシンガポールに行くことにした。
きっかけはまたしても友人。
最近仕事を辞め晴れて無職となった友人Kが、
シンガポールに数か月前から住み始めた友人T夫婦に会いにいくということで便乗することにした。
そしたら別の友人Qも参加することになり、
4人がシンガポールに集結することに。
僕にとって友人関係はとても大切にしているものの一つだ。
特に日本の友人は会える機会も少ないので、チャンスがあれば逃さないようにしようと決めている。
香港―シンガポール間のフライトも格安航空Tigar Airのおかげでとても安かった。
だいたい20000円くらい。
これが、日本からになると一気に7~8万円になる。
前回、ベトナム旅行の教訓を活かして、今回は約束事を決めていた。
・自分は旅程の決定に参加しない。
・時計を持たない。
・時計を見ない。
時間を気にして、効率良く生きようとすると、
効率ばかりが気になって、かえって時間が短くなったような気がする。
旅行してるのに焦ってばかりで全然リラックスできない。
それがベトナム旅行だった。
だから今回はとことん他人任せで、自分は友人との時間を楽しむことだけに専念しようと考えたのだ。
おかげで悪い面もあったけど、とてものんびり楽しい時間を過ごすことができた。
そんなシンガポール4泊4日の旅行記です。
香港を金曜日に出発。土曜日深夜にシンガポールの空港に到着。
到着時刻は1時。
先に到着していた友人KとT夫婦が迎えに来てくれて、みんなでタクシー。
T夫婦は海が近いところに住んでいるので、男3人で海岸へ。
海を見ながらタイガービールを飲む。
そして、結局海の中へ。
全裸で夜の海に入りながらビールを飲む。
海は温くて気持ちよく、沖には船のライトがずらっと列のように並んでいて綺麗だった。
防波堤では一組の男女がそれを眺めている。
僕らは全裸でただ、はしゃぐ。
海は遠浅で、海底はヘドロだろうか、とても柔らかく、ねちょねちょしていて
その気持ち良さに悶絶しそうだった。
さっきまで仕事をしていたのが嘘のよう。
やっぱり青春を共にした友人との時間は最高だ。
びしょ濡れになって、家に帰ると鍵をなくしたことに気いたT君。
T君の奥さんは爆睡してるらしく全然起きてくれない。
走って海まで探しにいく。
僕は一人残って、帰りを待っていたけど、とにかく寒い。
シンガポールも寒いことを知った。
あまりにも寒すぎるので、T君自宅のプールに入る。
その方がまだ風が来なくてまし。
プールに入って、30分、意識が朦朧としてきたところで、2人が帰ってきてくれた。
どれだけ嬉しかっただろう。
熱いシャワーを浴びて、仮設布団に入り込む。
しょっぱなから無意味に飛ばし過ぎた。


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