香港における経済格差 

香港の一人当たりGDPは285,403香港ドル。
2012年、年収約342万円。
これはイタリアや韓国を上回る水準。
しかし、平均と実態は異なるもの。
香港は「格差社会」である。
「2012年香港貧窮状況報告」によると、一人平均月収3600HKD
(約43200円、年収にして約52万円)の貧困ラインにいる人口は131万人。
人口の19.6%にも上るらしい。
貧困層が20%近くもいる香港。
このイメージをあまり普段感じないのは、僕が都市部に住んでいるからかもしれない。
131万人の内、70万人前後は生活保護を受けて生活している。
65歳以上の高齢者が30万人含まれる。
4人以上の家族を持つ住民の貧困率は10.5%に及んでいる(これは働いていない人がいるからかもね)
貧困ライン3700~3800HKD以下は政府にって決められているものらしいが、
それにしても驚くほど低い給料だ。こんな金で香港でも生活できるということがそもそもびっくり。
5人に1人が貧困層の香港。
華やかな街の陰で、経済的に厳しい生活をしている人達がたくさんいる。
そんな人達にとって、香港は決して住みやすい街とは言えないだろう。
街はいつでもお金持ちにばかり優しいから。
情報源:香港経済の回顧と展望 2014 香港日本人商工会議所


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