アモイ 中国からフェリーで台湾に行く旅 3

旅はできるだけ行きあたりばったりが面白い。
でも、行き当たりばったり過ぎてもつまらない。
初日。
夕方6時に僕はバックパックを担いで出発する。
7時。深セン到着。
僕は知っていた。
深センからは、アモイに割と沢山バスが出ていることを。
だけど、そういったバスは良く分からない旅行会社が運行しているバスで、
それを利用するのは若干の不安があった。
何せ、今回は女の子の連れが一緒だ。


イミグレを抜けたら即左に曲がって、エスカレーターを登る。
その先の長距離バス停は今まで何度も訪れてきた。

毎回、チケットは売り切れでついぞ利用した記憶が無いが。
まあ、乗り遅れても、何とかなるだろ。
そう思いながら、チケットカウンターへ。
二枚。アモイ行き。ちんげいをー。
「あるわよ。」
え?むしろ拍子抜け。
そこに遅れて、今回の旅仲間がやってくる。
僕は誇らしげにチケットを二枚見せる。
「今、チケットが売り切れたのをネットで確認したけど、ひろだったのね」
どうやらチケット残数はネット上でも確認できたらしい。。。
中国も進歩している。
行き。片道300元(360HKD)。所要12時間。

帰りの新幹線は所要4時間で片道300HKD。
バスの切符を買うのは、高いし時間もかかるし、まったくもって馬鹿げている。
唯一の理由は、そこにチケットがあるということ。

出発までバス停隣の食堂でご飯を食べて時間を潰す。

このバス停からは華南地域のいろんなところに行ける。
ただ、正直現実的にバスを使って旅行できるのは北は桂林、東はアモイまでかな、と思ってる。
新幹線なら二倍の距離までは耐えられるだろう。例えば、上海までならギリOK。
それ以上は飛行機に乗ろう。大人しく。
実際にバスも長距離を往復買えば、飛行機代とあまり変わらないレベルになってくる。

このおんぼろバスに乗って、アモイに向かいます。


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