桂林旅行 4泊4日一人旅 ⑤ バスに乗って一路 陽朔へ

前日、大学生みたいにケンタッキーでオールしたせいで、眠い。
しかし、オールしたおかげで寝坊しなくて済んだともいえる。
朝の広州駅。
なんだかどんよりしている。けど、それがまた中国らしい。
道行くおばちゃんのパンダTシャツがなんともいい味を出している。

バス停にいくと、しっかりと桂林(陽朔)行きの看板があった。
陽朔は桂林に行く途中にあって、桂林行きのバスに乗って、1時間30分くらい手前で降りることになる。

暇つぶしにバス停の電光掲示板を眺めてみた。
アモイまで260元(約4200円)か。

上海にもいけちゃう。435元(約7000円)。
これって安いのか、高いのか。飛行機と比べて全然安くないよな。
それにしても中国も物価が高くなったな。
そういう意味では中国のお得感はもはや薄くなってしまった。
これも時代のせい。

バスは時間通りに出発する。
これが乗ったバス。

中はこんな感じ。スポンジのような座席でぼろぼろだけど、幅は広いので高級と言っていいかもしれない。
道中は、ケンタッキーオールで疲れてたので、せっかくの車窓の景色も見ずに爆睡した。

途中、昼食休憩に一時間くらいパーキングへ寄る。
パーキングには山のようにカップラーメンが売られている。

おじいちゃん、おばあちゃんも、おとうさんも、おかあさんも、子供も、赤ちゃんも、
みんな一斉にカップラーメンを食べ始める。
さも、これが決められた行事であるかのように、家族そろってみんなカップラーメンを啜っている。
異様な光景だ。
日本では子供にカップラーメンはあまり与えないだろう。
少なくとも、僕は物心つくまで食べさせてもらえなかった。
初めて食べたカップラーメンの感動するほど旨かったことよ。
こんな不味そうなもんよく食えるなと、半ばバカにしていたのだが、
あとで僕はこのカップラーメンの旨さを身をもって知ることになる。
それはこの旅が終わった後の話。

陽朔に向かうバスは、少し遅れながらも着実に僕を目的地へ運んでくれた。
次第に、外の景色が、それらしい地形に変わっていく。


つづく。
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