香港の夏はみなサイクンに集結する


香港の夏。
リア充はみなサイクンに集結する。
ここ、サイクンは普段は海鮮で有名な田舎町。

行くのにはバスかタクシーしか方法が無く、アクセスはあまりよくない。
香港島を出発すると、サイクンまで行くのに1時間強かかる。
だけど、夏の週末は大変だ。
その香港でいう僻地は、主要道路が一本しか走っていないのに、
ここに香港中の人達が押し寄せて、道は大渋滞。
それはなぜか、、。みなボートトリップに行くために決まってんじゃん。
ボートといっても、クルーザー的なやつで、
一台一日10000HKD(16万円程度)でチャーターできる。
それに酒とか、食い物とかを持ちこんで30人くらいで乗り込めば一人400~500HKD(7000円くらい)で、
手軽にプチ贅沢なクルージングが楽しめる。
クルーザーには小型ボートもついていて、バナナボートや、ウェイクボードなんかもできる。
船はこんな感じ。

サイクンには沢山沢山のボートが集結している。

出発すればあっという間に陸を離れていく。

そして海と青い空。

ウェイクボードをしている人達。
香港では結構手軽に楽しめるスポーツ。
なんたって香港は海が近い。

カヤック。

そして船は人里はなれた秘密のビーチ近くに停泊する。
砂浜まで泳いでいけば、陸地でビーチバレーとかもできちゃう。
海が近いこと。
これはあまり気づかない香港の魅力だ。
もちろん海の透明度とかは南の島には及ばないけど、
それでもこの夏のバカンスを日帰りで味わえるのは最高。

だけど、香港の天気は変わりやすい。
暑くて、一年のかなりの長い間海を楽しめる香港だけど、
一番暑いこの時期は、熱帯らしく一日にたいてい1回はスコールが来る。

行きはアクセスが大変なサイクン。
でも、なぜか夕方になると、香港島や九龍行きのミニバスが出現する。

でもやっぱり帰る人も多いから、バスに乗るのも1時間待ち。

香港には人がいやになるほどいる。
人が集まるところには、うんざりするほど人が集まる。
でも、それでも慣れちゃうし、なんとかなってるし、秩序はしっかり保たれているのが香港。
夏の海も、ひとたびクルーザーに乗りこんでしまえば、もう喧騒とは無縁。
香港にきて、ボートトリップを経験しないともったいない。
まあ、海が嫌いな人にはどうでもいいだろうけど。
山に生まれた僕には、こういうのがとても素敵だったりする。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です