香港、そこは家賃がくそ高い

香港の家賃が高すぎて結構げんなりしているヒロです。
香港は稼ぐ上では素晴らしい街。
税金も安い。
ただし、生きていく上で決定的にやばいもの。
それは家賃。
これが払えないと香港からは退場を余儀なくされます。
香港人の6割くらいは、都心部から離れた住宅地に住んでいて、通勤に一時間くらいかかっちゃってるという事実。
究極の資本主義社会で生き抜くのは並大抵のことじゃないです。
そんな香港の都心部、コーズウェイベイの家賃事情。

まあ、基本、売っている物件は億ションです。どんなにボロマンションです。

どうやら香港には築何年とかいう価値の減価償却の概念は無いらしい。
ビルは永遠にそこにあり続けるのだろうか。
どうみても、いつ崩れてもおかしくなさそうなボロビルが億円で取引されているのである。

香港の物件は、基本的にスクウェアフィートで表示される。
スクエアフィートを平米に直す公式は、0.9を掛ければ良い。
さらに、グロスとネットがあるので注意。
グロスとは、廊下とかも含めて、一部屋あたりに換算した場合のヒロさ。
ネットとは、シンプルに借りた部屋の玄関から中のヒロさ。
なので、基本ネットで見ないとビビることになるので注意。

で、そこそこのヒロさの2LDK(40平米)で、余裕で月家賃25万円とかです。
この時点で、一般市民は弾き出されます。
だって、家賃が月収とほぼ変わらん世界。無理でしょ。
普通の日本人が銀座とか麻布十番とかに住まないのと同じ理屈。

つくづく、香港で生きていくのは大変だなと思う。
だいたい、普通の給料もらっている人は一人暮らししてません。
家族と一緒に住んでるか、ルームシェアか。
結婚したカップルは、一人では家計を賄いきれないので、当然のように共働きです。

まあ、死ねといってるようなものですね。
でも、それは香港政府も承知してて、一生懸命、政府の公共住宅とか作ってます。
かなりの香港人(収入が低い人達)はそうした公共住宅に住んでます。
これだと2LDで2000HKDとかも余裕であって、一人でも十分生きていけるレベルになります。
もちろん、都心部からはかなり遠くなるけど、まあ、生きれるだけ十分でしょう。

なぜこんな異常な世界になったか。
中国人のせいです。
投資マネーがどんどん入ってきて、不動産の価値が高騰して、現地の生活レベルが崩壊したのが香港。
香港人が中国人をぜったいに好きになれない一因がここにあります。
はあ、どっかに糞安くて、都心に出るにも安い物件ないかなあ。。
いつか、近い将来、中国の経済が崩壊して、香港の家賃が安くなるのを香港人と一緒に待っているヒロでした。


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