最近、深センや中国本土に対する興味が益々高まっている。
香港でビジネスをするなら、当然、深センや広州やら中国三大商圏の一つである広東省を視野に入れるべきなのは必然だ。
そこはもはや中国であって中国で無い。
文化や民度も進んでいて、香港との差も曖昧になりつつある。
そんな深センを考える会をJETROのレポートから3回目。
今回は食文化だ。
情報ソースは以下のレポート
深センスタイル
深センでは中国全土の料理が「正宗」(本場のまま)楽しめるらしい。
一方で洋食は発展中。日本料理は大人気。
広東省は他の地域以上に香港同様親日度が高いように思う。
深セン人は一ヶ月の食費が1000~2000元とのこと。
外食をあまり好まないのは外食が衛生的でないと思っているかららしい。
なので、ジャスコなどのスーパーが人気なのだそうだ。
日本人は中国の人は安全性なんか関係なく何でも食べているという偏見を持っている人が多いかもしれないけど、
深センなんかの大都市では日本人と同じくらい安全に気を使っているのだ。
僕なんかの何百倍もだろう。
安全とか気にして食材を買ったことがない。
日本食が流行して、本来ありえなかった生魚などが浸透しつつあるのは面白いところ。
ただ、一番新鮮なものは生きた鳥や生簀に入った魚だと思っているところが日本人と違う。
いや、日本人だってとうぜんそうしたものが一番新鮮だとは思っているのだが、
日本ではまず生きたままのものが売られている店をお目にすることはない。
こういうのを見るために市場をそぞろ歩きするのは、
文化の違いを知れて楽しいものである。
そういえば、つい先日、BBQをしたときに牛肉を焼いて食べた。
つい直前に解体されたばっかりの超新鮮なやつだ。
これが、なんとも硬すぎて噛み切れない。
結局みんな一切れ食っただけで残してしまった。
肉というものはAgingといってある程度、日を意図的に置かないと新鮮すぎて固すぎて食えたものではないというのを知った。
あまりにも新鮮すぎるのも駄目なのね。
そんなこんなで、深センの食事上は香港と大差ないらしいけど、
やっぱり中華料理以外を食べるなら香港のほうがよさそうだ。
中華料理なら香港よりまだ少し安いし、ローカル度も上がるのでかろうじて深センに軍配をあげたいところ。
吉野家やペッパーランチ、ワタミなんかは進出しているみたいだけど、
しかし、今でもこの街はものすごい外食産業に潜在チャンスが眠っているようにおもう。
ちなみにワタミは香港では居酒屋ではなく、居食屋と書かれている。
香港人はお酒を食事中に飲まないから、居酒屋っていう文化は全く浸透していないのだ。
もし居酒屋で売ってたらすぐつぶれてたことだろう。
郷に入っては郷に従え。
ワタミはさすがである。
本当にワタミにいっても生ビールは飲めない、まずいビンビールしかないので香港にきたら要注意だ。
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