香港人に勧められてガンダムダブルオーをみる。

日本語を喋れる香港人はアニメオタクかゲームオタク。
ある友人は僕より日本のアニメのことがくわしい。
僕も結構詳しいと思うけど、そんなんよりはるかに詳しい。
そいつはガンダムが大好きで、じゃあ何が一番好きなのかと聞いたら、
ガンダムダブルオーだといった。
正直ガンダムには対して興味なかったけど、そういうもんだから一気に観た。
ガンダムダブルオーは、主流から外れた外伝的な作品。
世界は三つに分かれて、地下資源の乱用をやめて、巨大な宇宙太陽光発電に頼って生きている。
けど、そんな未来でも太陽光を巡って争いが起きる。
ガンダムを有するソレスタルビーイングとかいう中二病な組織が、
争いに対して武力介入をして、強制的に人類を平和に導こうと頑張る話。
キャラのセリフが臭いくて目を覆いたくなる、ただ、戦闘シーンはカッコいい、
ストーリーはSeason1は、しょぼいモビルスーツで最新鋭のガンダムと健気に戦う、
各国の軍隊にドラマがあってそこそこ見れる。
Season2から先は勧善懲悪の世界になって、そんなストーリーも消え失せる。
ガンダムファンの中でも評価は低めの作品らしい。
彼はダブルオーが一番好きだと言っていた。
敵のボス、リボンズ・アルマークがシャアみたいでカリスマ性があり、一番だという。
グラハムエーカーのほうが魅力あるんじゃないか?と聞いても、
シャアの感じがしないし、変だからダメと一蹴された。
彼からしたらカリスマ性が重要だという。
もう一人の友人はガンダムSeedが一番好きらしい。
でも、もう参考にして観るのはやめようと思っている。
僕たちはアニメが人の人生を変える可能性すらあることを知るべきだと思う。
日本の文化も、歴史もそこまでの影響力はない。
日本で生まれた僕たちはあまり意識しないけど、
アニメは子供のころから各国のテレビで流され、それに影響を受けた人たちは日本にあこがれる。
強烈に海外の子供たちを感化し、日本に惹きつける。
ある一人の女の子の作文を読んだ。
コナンありがとう。
その女の子は、日本で採用試験に合格して、飛行機に乗って香港に帰る機内で、
コナンの映画を観て、泣いた。
子供のころから観ていたコナンに登場した茶道とか、日本の文化に興味を持ち、
日本に留学し、憧れの日本で働くことが決まって、嬉しさのあまり涙がこぼれたのだという。
そのきっかけをくれたのも、支えてくれたのもコナンだったそうだ。
コナンの作者がこれを知ったらどう思うだろう。
僕は、すごいと思ったし、そんな作者が羨ましいと思った。
つい先日行ったヨーロッパの街には、クレヨンしんちゃんの広告がいたるところにあった。
クレヨンしんちゃんに感化されて、日本に来る人もいるかな?

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