東洋のベネチアの朝と夜 8


観光地ってパンフレットで観ると素晴らしい。
だけど、実際にその場所にいると、見えるのは人の群れだけだったりする。
ここ、赤坎も同じ。
僕は知らなかったけど、やっぱりそれなりに有名なとこらしく、観光客が沢山いた。
どこで撮っても必ず中国人が写り込んでくるので、お洒落な写真なんかまず撮れない。
だから赤坎に滞在するのには価値があるのかも。
朝、まだ誰も観光客が来ていない時間。ゆっくりと、思う存分写真を撮ることができる。

といっても思う存分写真を撮る写真家が陣取って、
しかもこういう人はなかなか動かないので、結局かなり邪魔だったりする。



やっぱり、赤坎は人がいないほうが趣がある。ジレンマですね。

この趣のありすぎる小舟は、観光のために設置されたのだろうか。それとも純粋に必要だからここにあるのだろうか。








人の流れについていく。




そうすると、市場にたどり着いた。

亀も売られている。これは捌けないよ。


僕はこういう市場の雰囲気が大好きだ。



その土地の生活のリアルを知ることができるから。

道をふらふら歩いていると、何やら熱心に本を眺めるおっさんたち。

やっぱり、ギャンブルだね。



まだ開発されていない赤坎だけど、いくつかカフェとかバーがある。だから、夜もあんまり退屈しない。
僕の泊まっているゲストハウスの下がそもそもバーだ。
近くのお洒落風なお店に入ってみた。



普通にちゃんとしたカフェでびっくり。


ついつい、長居しちゃってお替わり。

んで、バーで兄ちゃんと世間話少ししながらビールを飲む。

赤坎は居心地がすごくいい。まあ、退屈せずにいられるのはせいぜい3日くらいだろうけれど。


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