香港ポストに以下のような記事がでていた。
七年後に構造的赤字
香港もこのまま歳出が増えれば7年後には財政赤字になってしまうらしい。
おいおい、ちょっとまーてーよー
香港みたいなビジネスが盛んで裕福な国が財政赤字ってどういうわけ?
そんなこと言ったら世界中の政府が赤字になってまうやん。
ってか、最近ニュースみてて、どこも財政赤字ばっかりだけど、
そもそも財政黒字の国ってどのくらいあるんだろうか。。
世界財政収支ランキングを調べてみた
世界の財政収支(対GDP比)ランキング 2012年度
絶対額なら、Wikipediaのほうがいい。
List of government budgets by country 年度はまちまち
上のランキング表で見ると、記載されている187カ国のうち、
144カ国が財政赤字に陥っている。
そして、栄えある43ヶ国は規模が小さくて経済的に対して重要でない国ばかりだ。
せいぜい注目に値する先進国は、
クウェート、ノルウェー、UAE、香港、シンガポールとか一部の国だけ。
軒並み財政赤字。
赤字絶対金額トップ3は資本主義を突っ走ってるアメリカ、日本、イギリスの1、2、3フィニッシュ。
やっぱり、今の世界の仕組みは間違っているんだろうなと、これをみて考えさせられる。
簡単に言えば、各国が無理し合って、実体以上に経済を盛り上げようと必死になっているのが現在の世界情勢だ。
自国が他国に追随しなければ、国際競争に勝ち残、れない。
だから、各国政府は無理して赤字、借金を重ね、お金をバラまいている。
こんな構造がいつまでも続くわけがないことは明確である。
いつかは大不況とともに破綻する。
そして、今、企業や個人がせっせと溜め込んでいるお金が、強制的に政府が無理した借金の返済のために没収される日がくるだろう。
倒れるときはみんな一緒だ。
経済競争しているときもみんな一緒。
死ぬときもみんな一緒。
まさにわれわれは宇宙船地球号なのである。
現在トップ10に入るくらいの財政黒字国、香港が赤字に陥るとき、
世界はその終わりに限りなく近づいているかもしれない。
破綻するまである程度時間差があるにしても、15年から20年後には紙幣の価値が紙くずになる可能性がある。
その頃に備えて土地や金、プラチナとかの実物に替えておいたほうが賢明だろう。
まあ、なんとなく病気をごまかせているうちは気づかないふりして医者には行きたがらないんだけどね。
興味深いのは香港のお隣さんマカオだ。
マカオって、いうなら田舎の町みたいなもんなわけ。
ちっちゃいちっちゃい島なのに、
でもそこにラスベガスを越えるすごいカジノが密集していて、中国人が金を落としまくってる。
それで毎年の財政黒字を1兆円とか稼いでしまっている。
いま、マカオは有り余った金の使い道がわからなくて困っているそうだ。
素晴らしい悩みである。
社会全体からみて、健全に国を救うのはギャンブルなのかもしれない。
だって、ギャンブルほど、金持ちが金を使い、貧乏人がちまちま払う、優れた徴税制度はないでしょう。
消費を加速させて、政府がお金を稼げる最高の手段こそ、カジノなのだ。
宝くじがあんなにはびこっている日本で、どうしてカジノをやらないのか全く理解できない。
確かにカジノで身を滅ぼして、死んでしまう人もいるだろう。
だけど、その収益金で圧倒的にそれ以上の人を救えるのだ。
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