高台から、高北土楼群景区を一望する。
土楼王以外にもここにはいくつかの土楼がある。
基本構造は同じだけど、中の雰囲気は土楼によって違う。こういう中が開けた感じのところが好き。。
土楼の中にパラソル傘。
この帽子をどうして被ることに決めたのか。
外を散歩して、再び土楼王に戻ってきた。
1階はキッチンになっている。
土楼のみやげ物のガラクタ。左奥の茶色いのだけが灰皿。
夕方になって、宿の主人も店じまい。
夕食はどこで食べるのかと聞いてくれる。確かにどこで食べたら良いのかわからない。
そういえば、この村に食堂みたいなところはあっただろうか。思い出せない。
宿の主人が、土楼王をぐるりとめぐった反対側にある小さな部屋に連れて行ってくれた。
そこは簡単な食事を提供してくれるところだった。
驚くことに、そこで働いている女の子は日本語を大学で勉強しているらしく、かなり流暢な日本語がしゃべれた。
こんな村でも、日本に興味をもち、日本語を勉強しくれてる人がいる。
メニューは残り物のこれだけ。
そういえば、アイスクリーム以外今日は食べてなかったから、こんな食事でもめちゃめちゃうまかった。
25元。
日が暮れて、今日も終わろうとしている。
土楼王も静かになる。昼間はこの場所で人が写らないように写真を撮るのは不可能。
今日は不気味なほど満月だった。
夜。広場に置かれたテレビに電源が入れられ、ダンスの映像が爆音で流される。
そして、夜な夜な集まってきたおばちゃんたちがテレビを囲んで踊り始める。
自分のかんぺきなダンスに酔いしれるおばちゃんたち。
今日、昨日はじめたものではないことは彼女たちの動きを見ていればすぐにわかる。
画面を見ずとも、完璧なダンス。完全に暗記している。
これは、たぶん、村の福利厚生の一貫で催されている。
この村を歩き回っているうちに思った。
もう、土楼おなかいっぱい。
これ以上、見る必要はない。
きっとどこに行っても大差無いだろう。
帰ろう。