どこにいるかより何をするかのほうが大切。
旅も5日になって、正直やることが無くなってきた。
そういう時はお寺に行くのが一番。
アモイの南普陀寺は1000年以上の歴史がある由緒正しい寺で、沢山の僧侶を排出してきたらしい。
そもそも中国にある仏教寺院というのも興味深い。中国では仏教はマイナーな宗教のはず。
しかし境内には沢山の人達。
ここは結構広い。
熱心にお祈りしている人達もたくさんいる。
亀。どうして亀は重なりたがるんだろう。
この龍の魚みたいなやつ。存在理由を知りたい。
中国っぽい看板。痰を吐かないでね。
中国は好きだ。
でも、屋外にいても、屋内にいても、電車に乗ってても、レストランに居ても、いたるとこで、
「んがぁーーー」
と痰を喉から掻き出す音がする、
これだけはホントに止めてほしい。
「んごがぁーーーー」の後に続く音は決まっている。
「べっ」という痰をぶちまける音。
その、必ず後に続く音を待つ緊張感。
それが自分に被害を及ぼさないことを祈る緊迫感。
たまらなく嫌だ。
どうして、中国人はこんな不快な技を習慣化してしまったんだろう。
じじ、ばばも、おっさんも若い女性もみんな、「がーーー、、、、、べっ」
そんなことをしなくても人は生きていけるのです。
これは確実に、親から子へと行為を真似ることで連綿と引き継がれている習慣。
そして不思議なことにそんな周りの人間を見ていると何となく、
自分も喉がつっかえたような気がしてきて、同じことをしたくなる伝播性がある。
この「ごがーーーーー、、、、ぶべっ」が無ければ中国はもっとずっと良い国なのに残念だ。
そもそも寺とは敬虔にお祈りするところで、退屈なもの。
でも寺に来ているやつの大半はそんな信心深くない。
直ぐ、遊びを見つけようとする。
これは、文字の中にコインを入れる遊び。たぶん、入れられたら成功でご利益があるというルール。
これは池の上の石にコインを載せる遊び。載せられたらご利益があるというルール。
沢山の仏が安置されてる。
寺の裏山はハイキングコースになっている。
これが有名な佛の字。きんぴかで確かに綺麗。
ここまで登ってきたら一応ゴール。
観光客は下っていく。
でもこの上にもハイキングコースは続いていて、山登りを楽しむことができる。
山登りする気力の無い僕らは、ここで満足して下山することにした。
結局、南普陀寺とは何だったんだろう。