香港空港と市外を往復するときは、無意識にエアポートエクスプレスを使っていた。
そもそも、ローカル路線が香港は走っていないし、
それ以外の選択肢といったら、タクシーぐらいしか考えていなかった。
空港往復で、エアポートエクスプレスだと180HKD、タクシーだと片道で300HKD強かかる。
あまい経済的ではないなと、思っていた。
でも、思えば電車に乗らなくても、バスで空港って往復できるんだよね。
時間のあるときにバスを使ってみた。
空港にはバス乗り場が併設されていて、そんなに行きにくいわけでもないことを知る。
案内に従ってあるいていけばものの5分。
バスなら、香港中の至る所に行ける。
東京ではバスってほとんど乗らない。電車でどこでも行けるから。
でも、香港では電車が必ずしも一番便利な乗り物ではない。
網の目のように走ってるバスのほうが、目的地に近く、しかも早いことは多い。
特に空港とを結ぶバスの魅力は、深夜も運行されていることだ。
電車は夜中止まってしまう。
値段も香港島まで片道40HKD台と、電車の半額以下。
E11に乗れば31HKDで香港島まで帰れる。
E11の場合、時間間隔は20分くらい。全然問題ないレベル。
だだし、E11は、言うならば各駅停車の路面バスで、いろんなところで停車する。
結局、香港島に戻るのに1時間半以上かかった。
明らかに路線バスの風貌のE11。もう少し早く連れてってれるバスに直通のA便がある。
やっぱりバスは、時間があって、お金を節約したい貧乏系、バックパッカー系の人に適していると思う。
最大のデメリットは、いつくるかわからなくて時間ギリギリだと焦ること。交通渋滞も心配。
時間通りの電車ならこんなことはない。
例えば飛行機に乗るなら出発の4時間前、遅くとも3時間半前までにバス停に行ったほうがいい。
でも僕はバスが好きだ。
乗り換えの必要がないし、何よりずっと座ってられるのがいい。
バスの中でのんびりと本を読んだりするのが好きだ。
それは移動時間というよりも、優雅なプライベートの時間。
これからも時間のあるときはバスで移動してみよう。